令和6年 新年のご挨拶「技術力の向上で業界の発展を」
新年あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より当組合の事業運営に対しまして、ご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の位置づけが移行され、社会経済活動の正常化が進みました。当組合でもコロナ禍以前の活動に戻ることができました。
当組合の活動としまして、秋の交通安全運動期間に合わせた道路標識清掃点検ボランティア、建設フェスタ2023への出展参加等による業界PRを図ったほか、組合員間の交流や親睦を深める行事を実施しました。
当組合では安全・安心な道路のために、茨城県、県内市町村、茨城県警察本部の関係者の皆様のご指導のもと、主に公共事業における交通安全施設である道路標識・路面標示、ガードレール等防護柵の整備・更新・修繕を行っています。
そのため組合員の技術力向上を目的に、国家資格である路面標示施工技能検定試験の協力や、登録標識・路面標示基幹技能士、道路標識設置・診断士、路面標示施工技能士等の資格取得の推進に取り組んでいます。また、テールゲートリフター操作において安全な作業方法を身に着ける特別教育や、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育等の講習会を開催するなど、専門技能集団としてのスキルアップを図っています。
今後も引き続き組合員の更なる技術力等の向上を目指した講習会等を開催するなどして、安全・安心な工事と、より良い品質を提供できるよう努めてまいります。
また、茨城県と交通安全施設の災害応急対策支援協力に関する協定を締結していることから、県土木部の防災訓練に参加するとともに組合員に保安機材を配置するなどの協力体制を整え、直ちに災害応急対策支援ができるよう心掛けています。
さらに、茨城県で整備を進めている「いばらき自転車道ネットワーク自転車通行環境整備」へ協力してまいります。
本年においても、県道等に設置された道路標識等の清掃点検ボランティア活動などの社会貢献や建設フェスタ出展による業界PR、組合員のスキルアップを図る講習会、組合員間の交流を深める行事などを実施してまいります。
また、時間外労働の上限規制や完全2日制の導入など業界として取り組まねばならない課題がありますので、有意義な情報交換ができる環境を作り、組合員と知恵を出し合い対応してまいります。
県内には児童生徒などの交通弱者が危険を感じる生活道路や、路面標示の著しい損耗により運転に危険を感じる道路がまだ多く見受けられます。さらに、道しるべである道路案内標識の更新、そして自転車走行環境整備の推進が必要と考えています。
そのため、茨城県、県内市町村、茨城県警察本部の関係者の皆様には、交通事故の減少や道路環境の向上に向けた交通安全施設整備につきまして、安全・安心に繋がる整備がさらに推進されるよう是非お願いいたします。
最後になりましたが、社会情勢が落ち着き経済が回復すること、そして皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げます。
本年も県民の皆様の安全・安心のため引き続き活動してまいりますので、より一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げ年頭のご挨拶といたします。
茨城県交通安全施設業協同組合
理事長 小又 純