令和5年 新年のご挨拶「社会貢献で安全安心に」
新年あけましておめでとうございます。
皆様にはおかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。
日頃より当組合の事業運営に対しまして、格別なご支援ご協力を賜り心から感謝申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大や、社会情勢の急激な変化に翻弄された一年となりました。また、新たな社会常識が定着し、社会活動等が回復してコロナ禍以前の状態に戻りつつある年でした。
その様ななか当組合では、新型コロナウイルスの感染防止対策を図りながら、国家資格である路面標示施工技能検定試験の協力や、秋の交通安全運動期間に合わせた道路標識清掃点検ボランティア活動、三年ぶりに開催された建設フェスタ2022への出展参加、組合員の技術力向上のための講習会の開催、また、組合員間の交流や親睦を深める行事を実施したところであります。
当組合では安全安心な道路のために、茨城県、県内市町村、茨城県警察本部のご指導のもと、道路標識・路面標示、ガードレール等防護柵の整備・更新・修繕工事による交通安全施設整備に取り組んでおります。また、県で整備を進めている「いばらき自転車道ネットワーク」構想へ協力しております。
また、組合員の技術力向上を目的に、登録標識・路面標示基幹技能士、道路標識設置・診断士、路面標示施工技能士等の資格取得の推進に取り組み、専門技能集団としてのスキルアップに努めております。
さらに、茨城県と交通安全施設の災害応急対策支援協力に関する協定を締結していることから、県土木部の防災訓練に参加するとともに組合員に保安機材を配置するなどの協力体制を整え、直ちに災害応急対策支援ができるよう心掛けているところであります。
本年においても新型コロナウイルス感染症との共存は続くと思われますが、県道等に設置された道路標識等の清掃点検ボランティア活動などの社会貢献や、技術力向上のための研修会、組合員のスキルアップを図る講習会などを昨年と同様に実施してまいります。
県内には児童生徒などの交通弱者が危険を感じる生活道路や、路面標示の著しい損耗により運転に危険を感じる道路がまだ多く見受けられます。また、経済回復によるインバウンド等の観光の対応に向け、道路案内標識の更新や国際化、そして自転車走行環境整備の推進が必要です。
そのため、茨城県、県内市町村、茨城県警察本部の皆様には、交通事故の減少や道路環境の向上に向けた交通安全施設整備につきまして必要な予算を十分確保し、安全安心に繋がる整備がさらに推進されるよう是非お願いいたします。
最後になりましたが、コロナウイルス感染症が一日でも早く完全終息すること、また、社会情勢が落ち着き経済が回復すること、そして皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げますとともに、本年も県民の皆様の安全・安心のため引き続き活動してまいりますので、より一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げ年頭のご挨拶といたします。
茨城県交通安全施設業協同組合
理事長 小又 純