活動報告

新年のご挨拶「安全・安心を目指して」

2022.1.4

新年あけましておめでとうございます。
皆様には、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
日頃より、当組合に対しまして、格別なご指導ご支援を賜りますことに厚く感謝申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により閉塞感が漂う年でした。また、新たな働き方や三密に代表される生活様式が求められ試行錯誤を繰り返した一年になりました。その様ななか、東京オリンピック・パラリンピックが開催され感動や勇気、そして元気もたらされました。当組合でも、組合員の交流や親睦を深める行事のほとんどを中止せざるを得ませんでしたが、専門技能集団としてのスキルアップを図る良い機会ととらえ、国家資格である路面標示施工技能士試験の実施協力やフルハーネス型安全帯使用作業特別教育の講習会、高所作業車による道路標識清掃点検ボランティア活動などを実施したところであります。

当組合では、安全安心な道路のために、茨城県、県内市町村、茨城県警察本部のご指導のもと、道路標識・路面標示、ガードレール等防護柵の整備・更新・修繕工事による交通安全施設整備に取り組んでおります。
また、県で整備を進めている「いばらき自転車道ネットワーク」構想へ協力しております。
また、組合員の技術力向上をはかるため登録標識・路面標示基幹技能士、道路標識設置・診断士、路面標示施工技能士等の資格取得の推進に取り組んでおります。さらに、茨城県土木部との意見交換会において当組合から交通安全施設整備への要望・意見等をお伝えし、安全安心に向けたより良い対応策を提案して施設整備に反映させていただいております。
加えて、茨城県と交通安全施設の災害応急対策支援協力に関する協定を締結していることから、県土木部の防災訓練に参加するとともに組合員に保安機材を配置するなどの協力体制を整え、直ちに災害応急対策支援ができるよう心掛けているところであります。
本年は、技術力向上のための研修会や、組合員のスキルアップを図る講習会、県道等に設置された道路標識等の清掃点検ボランティア活動、土木部との意見交換会などを昨年と同様に実施してまいりたいと考えております。

県内には昨年6月の千葉県八街市で起きた交通事故の現場と同様な児童生徒などの交通弱者が危険を感じる生活道路や、路面標示の著しい損耗により運転に危険を感じる道路がまだ多くあります。
また、コロナ終息後の観光等の対応に向け、道路案内標識の国際化等や自転車走行環境整備の推進が必要です。
そのため、交通事故減少や道路環境の向上に向けた交通安全施設整備につきまして、茨城県、県内市町村、茨城県警察本部の皆様には必要な予算を十分確保し、安全安心に繋がる整備がさらに推進されるよう是非お願いいたします。

最後になりましたが、本年も県民の皆様の安全・安心のため引き続き活動してまいりますので、より一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念いたしまして年頭のご挨拶といたします。


茨城県交通安全施設業協同組合
理事長 小又 純

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